●転倒の危険性

母の介護の必要性の第一要因は
足が不自由であると言うことだ。
しかしただ足が不自由であると言うことだけではなく
母はその内臓疾患から
血管が非常に脆弱で、
転倒しかけて、ちょっと腕をつかんだだけでも
その部分が内出血することで、
本人が気づかないうちに
内出血して腕や足に黒ずんだ箇所ができていることも頻繁にあり、
ひどい場合には、病院でその部分を取り除いてもらわなければならないほどに悪化することもある。
転倒で最も怖いのは
頭部を打った場合である。
当然頭部の血管も脆くなっているために
脳内出血を引き起こしかねないことで、
むしろ
いままでそうならなかったことが奇跡みたいなものだ。
介護調査のときでも
市役所へ介護認定の結果について尋ねて行ったときでも
必ずそのことが最も懸念していることだと言ってきている。
介護認定調査員にも
体のあちこちにある黒い痣も見てもらっているし、
医師の診断書にも転倒の危険性を指摘してもらっている。
いわば爆弾を抱えているようなもので、
本人が一番気になっていることなのだが、
どうも他人(介護認定に関わる人たち)には、ピンとこないらしい。
このことで後に
市役所の介護認定の係りの職員と
ひと悶着あって
私の怒りが爆発することになった。

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